Sunday, June 23, 2013

ヤギさん英語、その11:またまた正しながら間違える人々

本当にもう、このような致命的なミスはやめてほしい。グーグルに確認してくれ!!

記事では:
   「彼女はアバズレとい誤ったレッテルを貼られた」を、
   She was falsely lettered a slat.
   
   と書くと、意味が通じない。だから、
   She's falsely labelled/labeled a slat.
   と書きなさい。

との内容だった。

 文字化けもまだ直っていないようだが、結局「レッテル」と言いたい時はletterでなくlabel(レーベル)だ、と書きたかったんでしょう。

問題はその後の単語。Slatとは、細い鉄や木でできた棒のほうなもの。カーテン代わりに使うブランドの横長な棒など。

言いたかったのは、slutではないか。Slutは「品の無い女」よりもっと悪いイメージの言葉。

仮に、letteredと言ってしまっても、普通に考えてfalselyとslutが文章に入っていれば意味は通じるのではないかとヤギは思う。

書いている本人が致命的なミスをしているわけだし、「みんなの英語は間違っている」という記事でなく、「レッテルは英語のletterじゃないよ」と書けばいいではないか。日常で使う日本語はかなり外国語を取り入れているので、どの言葉がどの国からで、何が和製英語かなんて分かりにくくなるのは仕方が無い。


この記事で、二つ関係ない話を思い出す。

読んでいないからなんともいえないが、letterといい「アバズレ」のレッテルといい、ナサニエル・ホーソーンの「緋文字」を連想させる気がしないでもない記事だった。昔、「緋文字」をオペラ化したいと言う友人がいたが、結局どうなったのだろうか...

Letterが通じないという話では、「古畑任三郎」のエピソードを思い出す。オーストラリアのホテルで、夫宛の手紙が来ていないか受付で尋ねている日本人の女の人がいた。なかなか通じなくて困っているところ、古畑任三郎がやってきて、「この女性に手紙は無いか?」とかわりに訊いてあげた。一瞬通じたと思った二人だったが、受付の人は別の従業員を連れてきた。「レイターさんをこの女性のために連れてきて」と頼まれたと勘違いされたらしい。連れてこられた従業員は「ミス・レイター」だったとか。

やっぱり任ちゃんは面白い☆

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