HonorsクラスもAPクラスも同じようなものだった。結局「普通クラス」ではなく「がり勉クラス」だということだ。日ごろの宿題も多いし、やる内容も(一応)普通クラスより難しい。
Honorsとは、ただの「お利口さんクラス」。APはそのさらに上だ。
だからと言って、「数学得意だけどAPやるほどじゃないから、Honorsにしておこう」というシステムではない。
たとえば、9年生の英語は「普通クラス」か「Honorsクラス」のどっちかしかない。9年生 の英語のAPは存在しない。だから、どんなに英語が得意でも、Honorsレベル以上の授業は受けられない。
逆に、高レベルの数学、Calculus(日本だと微分積分)などを取るとき、「普通クラス」は存在しない。そもそもレベルが高いので、Calculusは「APクラス」しかオファーされない授業だった。
まぁ日本だったら別に理系でなくても微分積分くらいやるかもしれないが、アメリカの高校だと「数学飛び級」していないと、取れない授業なのだ。「数学飛び級」とは、中学時代に試験を受けて、ひとつ・ふたつ上の学年の数学を取ることだ。
話戻って、HonorsとAPはひとつ根本的な違いがある。APはAdvanced Placementの略で、「大学レベル」のクラスだといわれている。APのテストである程度の点数が取れれば、大学に行った時に高校のAPの単位を「大学の単位」として持ち越すことができる。
だが、実際APを大学の単位として認めるかどうかは大学による。 せっかくAPのテストでいい点をいっぱい取っても、受け付けない大学に入学してしまったら、苦労が全部水の泡。しかも、APのテストを受けるにはお金がかかる(ヤギが高校の時は、1科目のテストで$80)。
「だったら、授業だけ受けて無駄なテスト費用を払わないでおこう」と考えたヤギだが 、結局ヤギが行った大学はAPの単位を受け付ける学校だったというオチだった。そう、APの授業を受けて勉強もしたのだが、テストを受けなかったので大学でその単位を使えなかった。
でも!でも!
大学院は単位ごとに授業料を払うけど、普通の4年制の大学では年間の学費が決まっている。12クレジット(単位)でも18クレジットでも払う金額が同じなのだ。大学で高い学費を払うのだから、ハイスクールからやたら単位を持ち越して、大学であまり授業を取らずに楽するともったいないんだ!
あ、そうだ、そもそもAPの歴史の授業がどんだけ酷かったか書くのが今回の目的だったのに、そこまでたどりつかなかった。
また次回にしましょう☆
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