Wednesday, July 10, 2013

AP世界史の悲劇とバレンタイン Part 2

ハイスクール、10年生のAP世界史の先生はやる気が無く、しょぼかった。授業の半分が、どっか(確かカルフォルニアかユタか、西の方)のAP世界史を教える教師が作ったMicrosoft Power Pointをパクってきて、そのスライドショーを大画面に映し出し、生徒に丸写しさせた。

先生本人が作ったのならまだいいが、知らない人が一生懸命作った教材を丸写しさせるその神経がすごいなと思った。

スライドショー写しをしてない時は、グループで何かしらプロジェクトをやっていた。ポスター作ったりちょっと楽しいこともあったが、殆どが自習のようなものだった。

グループ自習の時、よくEさんとAさんと3人組になった。もともと二人とは友達ではなかったが、その授業の間は結構一緒にいた。

 EもAもちょっと騒がしいタイプだった。でも、決して悪い子たちではない。むしろ、一緒にいてヤギは楽しかった。だが、先生からすればちょっと「ウザい」タイプ。とくに、先生もその時、離婚だの子供がどうなるだの、色々と大変な時期ではあった。(だから余計授業がおろそかになったか?と思ったが、それにしても授業は酷すぎた。)

その先生(注:男の先生)に悩みが多かったのは分かるが、若干挙動不審なところも明らかにあった。いきなりイアリングをするようになったり(日本語のピアスは英語でイアリング)、似合わないキモいひげを生やしたり、色々だった。ピアスに関しては、本人曰く高校時代ピアスの穴を開けたが、レスリングチームにいたため、いつも外していてつける機会がなかったとか。

でも、20年間イアリングをつけていなければ、さすがに穴はふさがる。だから、40過ぎになって、自力で「ぷす」っと穴を開けなおしたのか...?それとも皮膚科に行って医者に開けてもらったのか...?それともショッピング・モールのジュエリー屋さんで、小学生の女の子たちと一緒に並んで開けてもらったのか...?

まぁ、深く考えたくないですね。

とにかく、EさんもAさんも思ったことをそのまま声に出してしまうタイプだったので、先生のこのような奇妙な行動にいちいち反応していたわけだ。ヤギにとって面白かったが、先生にとってはもしかしたら憂鬱だったかもしれない。



そんな学年の2月、先生はEさんとAさんとヤギにバレンタインのカードをくれた。キャンディーもつけてくれたかどうかは忘れたが、カードは確かにもらった。EとAのカードになんて書いてあったか分からないが、ヤギのカードには、

   いつもこの二人の面倒見てくれてありがとう

と書いてあった。

うーん、ちょとキモくてやる気の無い先生だったが、ヤギは嬉しかったです☆
20人生徒がいる中、3人にだけバレンタインのカードを渡すなんて、すごい度胸だ!



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