Saturday, July 6, 2013

アメリカの学校: HonorsとAP どう違う?

HonorsクラスもAPクラスも同じようなものだった。結局「普通クラス」ではなく「がり勉クラス」だということだ。日ごろの宿題も多いし、やる内容も(一応)普通クラスより難しい。

Honorsとは、ただの「お利口さんクラス」。APはそのさらに上だ。

だからと言って、「数学得意だけどAPやるほどじゃないから、Honorsにしておこう」というシステムではない。

たとえば、9年生の英語は「普通クラス」か「Honorsクラス」のどっちかしかない。9年生 の英語のAPは存在しない。だから、どんなに英語が得意でも、Honorsレベル以上の授業は受けられない。

逆に、高レベルの数学、Calculus(日本だと微分積分)などを取るとき、「普通クラス」は存在しない。そもそもレベルが高いので、Calculusは「APクラス」しかオファーされない授業だった。

まぁ日本だったら別に理系でなくても微分積分くらいやるかもしれないが、アメリカの高校だと「数学飛び級」していないと、取れない授業なのだ。「数学飛び級」とは、中学時代に試験を受けて、ひとつ・ふたつ上の学年の数学を取ることだ。

話戻って、HonorsとAPはひとつ根本的な違いがある。APはAdvanced Placementの略で、「大学レベル」のクラスだといわれている。APのテストである程度の点数が取れれば、大学に行った時に高校のAPの単位を「大学の単位」として持ち越すことができる。

だが、実際APを大学の単位として認めるかどうかは大学による。 せっかくAPのテストでいい点をいっぱい取っても、受け付けない大学に入学してしまったら、苦労が全部水の泡。しかも、APのテストを受けるにはお金がかかる(ヤギが高校の時は、1科目のテストで$80)。

「だったら、授業だけ受けて無駄なテスト費用を払わないでおこう」と考えたヤギだが 、結局ヤギが行った大学はAPの単位を受け付ける学校だったというオチだった。そう、APの授業を受けて勉強もしたのだが、テストを受けなかったので大学でその単位を使えなかった。

でも!でも!

大学院は単位ごとに授業料を払うけど、普通の4年制の大学では年間の学費が決まっている。12クレジット(単位)でも18クレジットでも払う金額が同じなのだ。大学で高い学費を払うのだから、ハイスクールからやたら単位を持ち越して、大学であまり授業を取らずに楽するともったいないんだ!

あ、そうだ、そもそもAPの歴史の授業がどんだけ酷かったか書くのが今回の目的だったのに、そこまでたどりつかなかった。

また次回にしましょう☆

Tuesday, July 2, 2013

October Sky - 「遠い空の向こうに」



前回、ヤギが話題にしたOctober Sky。この小説の元々のタイトルはRocket BoysOctober Skyはそれのアナグラムだ。映画化したとき、Rocket Boysなんてタイトルの映画は誰も見てくれないんじゃないかと映画会社側が考え、October Skyとして映画をリリースした。その後、原作の小説もOctober Skyに変えられた。

ストーリーは、10月に打ち上げられたSputnikを主人公たちが見たことが原点となって語られている。Rocket Boysというなんともダサいタイトルであっても、October Skyという無難なタイトルであっても、どちらもストーリーにぴったり合うのだ。「アナグラムにするほど凝る必要はないのでは?」とヤギは思うが、それは置いておこう。


日本語のタイトルを調べるために、Wikipediaを見ました。その記事には、

   日本でいう中学三年生・高校一年生の英語の教科書にも載せられている。

と書いてあった。まぁ確かにヤギは8年生(日本の中学2年生)から9年生(日本の中学3年生)の間の夏休みの宿題として読んだが、「教科書」からは読まなかった。基本的に英語の授業で「教科書」は使わないから、普通に本屋さんで小説を買って読みました。そもそも、この小説は384ページあるので、教科書から読むとなるとちょっと大変だ。

夏休みは学年が変わるため基本的に宿題は出ない。とくに、8年生 は中学最後の年で、9年生からはハイスクールになるわけだから、学校も変わる。だが、結局は校舎が変わるだけで、学区外に引っ越すか私立に転校するのでなければみんな同じ高校へ通うのだ。だから夏休みでも、宿題は出せる。

でも、夏休みの宿題を出すのは大体の場合は文系のHonors・APのクラスだけだ。HonorsもAPも、簡単に言えばお利口さんクラス。長い長い夏休みなんだから、本の一冊くらい読みなさい、ということだ。ついでに論文を書いてきなさい、ってね。

それに引き換え、歴史のAPのクラスは酷いもんだった。これは文句を言い始めると話が長くなってしまうから、またの機会にするヤギです☆

Sunday, June 30, 2013

すぷーとにく

「難しかった重ね着が、たったの1秒で作れる!これで夏も安心。」

と書かれた広告を見た。

どうして難しかった重ね着が早業でできるようになったのかヤギは知りたかったが、広告を見ただけでは分からなかった。下のほうに、SPUTNICKSと書いてあった。それは、重ね着が簡単になる洋服を売っているお店・ブランドなのか、早業重ね着選手権大会を主催している企業なのか、なんなのか分からないが名前に興味をもったヤギだった。

SPUTNICKS。Sputnikにとても名前が近い。Sputnikは訳あってヤギはちょっと好きな言葉だ。

9年生(日本の中学3年)の時に、October Sky(オクトーバー・スカイ)を学校の宿題として読んだ。October Skyは日本語では「遠い空の向こうに」となんとも文学的でロマンチックなタイトルらしい。厳密に言うとこれは映画のタイトルであって、小説のほうは何とよばれているかは分からない。

Sputnik 1は1957年の10月4日にソビエトが打ち上げたサテライト(人工衛星)だ。October Skyは、それを見てロケットに興味を持つ高校生たちの話なのだ。

この小説を読んでいる時に、チョロとロケットの話になった。そしたら、チョロはSputnikのことをスプートニクと呼んだ。

すぷーとにく?!

なんとかわゆい呼び名だ!

英語の発音だとスパットニック、スパッtニック、スパッtnッk、となんとも汚い、つばが飛びそうな超アメリカナイズされた発音だ。それと比べてスプートニク。かわゆのう。
(こちらのほうがロシア語に近いのかな?どうなんだろう。)

うんうん。やっぱり「すぷーとにく」のほうがいいよね☆


Friday, June 28, 2013

ヤギさん英語12: I'm running lateで待たされる学生

最近本当によく変な記事を見かけます。今回は、「人を正しているが本人が間違えている」ではなく、「これはこういう意味だよ」と言って間違えている記事。

その記事では:
     「I'm running late (私は遅く走っています)」は「約束の時間に遅れそうです」
と紹介しているが、うーん、微妙だなぁ。

Run=走る、ではないのだ。Runとはいろんんだ意味がある。辞書によっては、100個以上の定義をリストするものもある。それだけ「走る」以外の意味があるのだ。たとえば、映画のrunning timeといっても、映画が走っている時って意味なわけがない。

そしてI'm running lateとは、「約束の時間に遅れそうです」という意味ではない。ちかいけど、惜しいというところですね。見ての通り、文章のどこにも「約束」という言葉が無い。

ただ単に、「遅れています」って意味です。雰囲気的には「ずれ込んでいる」に近い使い方が多い。

ヤギが一番よくI'm running lateと聞かされたのは音大時代。Studio(日本のゼミのようなもの)の教授の口癖です。レッスンがいつも遅れていて、学生たちはよく廊下で待たされました。だけど、文句が言えないヤギでした。教授はヤギのレッスンを(なりゆきで)普段から長めにやってくれていたのです。だから、教授にI'm running lateと言われて、ヤギのレッスンがちょっとくらい遅れても納得できることだった。

一度、教授はヤギのレッスンを予告なしに一時間近く延長したことがあった。その日は、ヤギが最後のレッスンだったから本当なら問題ないはずだった。だが、教授は他の 学生と
ヤギのレッスンが終わる時間に会う約束をしていた。その結果、その学生はレッスン室の前で一時間待たされたのだ。

日曜日の夜の出来事だった。教授が一週間ほどout of town (長期おでかけ)になるので、一週間分のレッスンを全部出かける前の土日に詰め込んだのだ。

だから、その待たされた学生は、暗くて、誰もいなくて、ちょっと不気味な日曜日の夜の学校の廊下で一時間待たされたのだ。しかも初々しい新入生だった。

そうやって待たされている時に、教授がドアからぽこっと顔をだしてI'm running lateとだけ伝えた時は、その一年生は「それくらい分かるやい!(涙)」って言い返したかっただろうな。

Sunday, June 23, 2013

ヤギさん英語、その11:またまた正しながら間違える人々

本当にもう、このような致命的なミスはやめてほしい。グーグルに確認してくれ!!

記事では:
   「彼女はアバズレとい誤ったレッテルを貼られた」を、
   She was falsely lettered a slat.
   
   と書くと、意味が通じない。だから、
   She's falsely labelled/labeled a slat.
   と書きなさい。

との内容だった。

 文字化けもまだ直っていないようだが、結局「レッテル」と言いたい時はletterでなくlabel(レーベル)だ、と書きたかったんでしょう。

問題はその後の単語。Slatとは、細い鉄や木でできた棒のほうなもの。カーテン代わりに使うブランドの横長な棒など。

言いたかったのは、slutではないか。Slutは「品の無い女」よりもっと悪いイメージの言葉。

仮に、letteredと言ってしまっても、普通に考えてfalselyとslutが文章に入っていれば意味は通じるのではないかとヤギは思う。

書いている本人が致命的なミスをしているわけだし、「みんなの英語は間違っている」という記事でなく、「レッテルは英語のletterじゃないよ」と書けばいいではないか。日常で使う日本語はかなり外国語を取り入れているので、どの言葉がどの国からで、何が和製英語かなんて分かりにくくなるのは仕方が無い。


この記事で、二つ関係ない話を思い出す。

読んでいないからなんともいえないが、letterといい「アバズレ」のレッテルといい、ナサニエル・ホーソーンの「緋文字」を連想させる気がしないでもない記事だった。昔、「緋文字」をオペラ化したいと言う友人がいたが、結局どうなったのだろうか...

Letterが通じないという話では、「古畑任三郎」のエピソードを思い出す。オーストラリアのホテルで、夫宛の手紙が来ていないか受付で尋ねている日本人の女の人がいた。なかなか通じなくて困っているところ、古畑任三郎がやってきて、「この女性に手紙は無いか?」とかわりに訊いてあげた。一瞬通じたと思った二人だったが、受付の人は別の従業員を連れてきた。「レイターさんをこの女性のために連れてきて」と頼まれたと勘違いされたらしい。連れてこられた従業員は「ミス・レイター」だったとか。

やっぱり任ちゃんは面白い☆

Friday, June 21, 2013

ジャガイモさん、肝臓さん、そして豚さん

メガポテトの話をして、フレンチフライを食べたくなったヤギ。生のジャガイモを見ると、たまにレバーを思い出すヤギ。それはなぜかと言うと、10年生の時の生物学のラボ(実験)が原因です。

 州によって違うと思うが、ヤギが通っていた高校は州の決めた規則にしたがって、理科の授業は40時間以上のラボを行わないといけなかった。これが無いと学年末の州が主催するテストを受けられない。となると、final exam (学年末テスト)が受けられない。

生物は結構すごいラボが色々あった。最初の頃は、「種から植物を育てるときに、塩をかけるとどうなるか」などかわいい実験ばかりだったが、しばらくするとバクテリアを育てたり、(小さい)豚を解剖したり、わりとグロい系統になってくる。

ちなみに、豚の解剖シーズンが終わる時、もちろんテストはあった。上手に解剖された豚は、テストの出題のために選ばれる。教室のラボ用テーブルを迷路のように並べ、 そのテーブルの上に選ばれた豚たちが置かれる。各豚の前に生徒一人が立つ。見た目は大量生産のアセンブリーラインみたいだ。

目の前の豚をみて、印がつけられている臓器の名前を自分の答案用紙 に書いていくのがテスト。2分おきくらいのペースで先生が合図を出し、次の豚に移り、時間内にその豚の問題を答える。



*実際は絵よりもっと狭くて臭かったです。


3週間くらいホルマリン漬けだった豚たちが、教室にむき出しで並べられているから、結構やばいくらい臭かった。臭いに弱い人は、このテストは厳しかったんじゃないかな。

そして、豚から豚へ次々と回っていくとき、「私の豚さんはどこ?」と考えながら受けるテストも微妙ではあった。ヤギの豚は心臓の問題の豚として選ばれていました☆



まぁとにかく、今日の本題はジャガイモだ。10年生の時にやったラボの中ではエンザイム(酵素)の実験もあった。普通だったらジャガイモを使うところ、うちのクラスはレバーを使った。(理由は、うーん、先生の趣味?)

このラボでは、水を沸騰させるためにいつものBunsen burnerではなく、小さいホットプレートみたいな機械を使った。なぜこのラボに限って?とヤギは思った。もちろんプレートの上でレバーを焼こうとする人は出る。以前そのような生徒がいたため、ヤギたちは始める前にきつく注意を受けた。

先生がスーパーから買ってきたクラス分のレバーは、発泡スチロールのトレイにパンパンにつめこめられていて、押さえつけるようにラップされていた。あの光景はたぶん一生忘れない。

Wednesday, June 19, 2013

マクドナルドのメガポテト

日本のマクドナルドでメガポテトが出るという記事をちょっと前に見た。そして最近、そのメガポテトは原価62円くらいだ、と読んだ。

まぁそのくらいだろうなとは思ったが、それにしても謎だとヤギは思う。$1程度のハンバーガーと比べて、ポテトだけじゃなくチキンナゲットなどのサイドメニューが高い。ピザハットでも、Largeサイズピザがおよそ$10で、22個入りのチキンウィングが$21.消費税入れれば、ウィング1個あたり$1。高い!!

ピザハットのちっちゃいチキンウィング1個=マクドナルドハンバーガー1個
ひどいよなぁ...

それは置いといて、メガポテト。メガポテトの事を知った時、最初に思い出したのが数年前のスーパーサイズ。これはボコボコに叩かれた。映画「スーパーサイズ・ミー」 もあったし、このでかいサイズはなくなった。

 さすがに飲み物でスーパーサイズの量を飲むのは厳しいが(飲み物はリフィルが無料なので、そもそも大きいサイズにあまり意味がない)、ポテトは嬉しかった。もう二度とスーパーサイズはもどってこないのは分かっているが、たまに思い出すと懐かしいヤギです。

そもそも体にいいものでは決してないんだから、スーパーサイズがなくなってよかったのだ。そう考えるしかないヤギでした。

ふむ。フレンチフライが食べたくなった。