Sunday, July 28, 2013

お風邪のヤギさん

風邪を引きました。

こんな季節に風邪をひくとは空気読んでいないウィルスなのか、ヤギの免疫力の低下なのか。

どちらにせよ、意外とそこまで苦しくないです。声は出ないし喉はかなり広い範囲がヒリヒリ、ゴワゴワ、ザクザク痛いしちょっと厳しいけど、それ以外はマイルドな頭痛くらいですんでいます。

ここからさらに病状が悪化する前に治したいヤギです。来週は色々と控えているので、頑張って寝ます!

Monday, July 22, 2013

変人運動!今のところの結果

しばらく前に、ヤギはゲームをやりながら運動するという変人アイディアを紹介しました。

最近、久しぶりに普通のジョギングを再開しました。距離はたぶん1マイル(およそ1500mくらいかな?)。坂が結構あるので、今までは途中で疲れて歩いてしまっていたが、今回は久しぶりだったにもかかわらず一周走り続けて回ってこれました。

変人運動をやる時は、大体45分から1時間くらいやっていた。本当に走っているわけでないので、消費エネルギーはたいしたことないが毎回長時間やっていたので、すこし体力がついたかな?

Friday, July 19, 2013

ピクルスボール

最近、町のコミュニティーセンターに立ち寄った。住んでいるところのコミュニティーセンターは図書館、体育館、オフィス、裁判所が全部一緒の建物になっている。

廊下から体育館で、子供とおじいちゃん・おばあちゃんがテニスみたいな卓球みたいな微妙なスポーツをやっていた。

あれはピックルボールだ。懐かしいなぁ。

ヤギは、中学高校時代、体育の時間で普通のスポーツはあまりやらなかった。テニス、バトミントン、バレーボール以外では、いわいる「普通のスポーツ」はなかった。バスケットボールは確か一回やったことがある、そしてサッカーも一回だけやったことがあった。それ以外は、イクリプスボール、マットボールなどちょっとシュールなスポーツ(?)が多かった。

ああ、そうだ、普通のスポーツで確かゴルフもやった。よくあんな若干危ないことをやったなぁ。

とにかく、ピックルボール。昔、ある上院議員とその友達がかってに作ったゲームだ。テニスコートでウィッフルボール(野球のボールの大きさで、空洞のプラスチックボールに穴が開いた物)をつかって遊ぶ。ラケットは、卓球のラケットを少し大きくした感じだ。

雰囲気的には、卓球台を拡大して、その上で遊ぶ感覚だ。

議員が飼っていた犬の名前がPicklesだったから、pickleballとゲームを名づけた、と学校で教えられた。事実確認するために、今Wikipediaを読んだところ、この話は都市伝説だったらしい。実際は、犬を飼い始める前にゲームを作った。だから、犬のほうがゲームにちなんで名づけられた、ということだ。

ヤギは、このゲームをカタカナ読みするとき「ピックルボール」とずっと言っていた。それが一番英語の発音に近いからだ。そして、このあいだコミュニティーセンターでピックルボールをやっている家族を見たとき、ふと思った。

Pickleball。Pickle。きゅうり。そうだ。これはピクルスと日本で呼ばれているものだ。

...だから、ピクルスボール?でも、pickleballにはSがない。ピクルボール?ぴっくるぼーる?



うーん、よくわからなくなってきた。

Wednesday, July 10, 2013

AP世界史の悲劇とバレンタイン Part 2

ハイスクール、10年生のAP世界史の先生はやる気が無く、しょぼかった。授業の半分が、どっか(確かカルフォルニアかユタか、西の方)のAP世界史を教える教師が作ったMicrosoft Power Pointをパクってきて、そのスライドショーを大画面に映し出し、生徒に丸写しさせた。

先生本人が作ったのならまだいいが、知らない人が一生懸命作った教材を丸写しさせるその神経がすごいなと思った。

スライドショー写しをしてない時は、グループで何かしらプロジェクトをやっていた。ポスター作ったりちょっと楽しいこともあったが、殆どが自習のようなものだった。

グループ自習の時、よくEさんとAさんと3人組になった。もともと二人とは友達ではなかったが、その授業の間は結構一緒にいた。

 EもAもちょっと騒がしいタイプだった。でも、決して悪い子たちではない。むしろ、一緒にいてヤギは楽しかった。だが、先生からすればちょっと「ウザい」タイプ。とくに、先生もその時、離婚だの子供がどうなるだの、色々と大変な時期ではあった。(だから余計授業がおろそかになったか?と思ったが、それにしても授業は酷すぎた。)

その先生(注:男の先生)に悩みが多かったのは分かるが、若干挙動不審なところも明らかにあった。いきなりイアリングをするようになったり(日本語のピアスは英語でイアリング)、似合わないキモいひげを生やしたり、色々だった。ピアスに関しては、本人曰く高校時代ピアスの穴を開けたが、レスリングチームにいたため、いつも外していてつける機会がなかったとか。

でも、20年間イアリングをつけていなければ、さすがに穴はふさがる。だから、40過ぎになって、自力で「ぷす」っと穴を開けなおしたのか...?それとも皮膚科に行って医者に開けてもらったのか...?それともショッピング・モールのジュエリー屋さんで、小学生の女の子たちと一緒に並んで開けてもらったのか...?

まぁ、深く考えたくないですね。

とにかく、EさんもAさんも思ったことをそのまま声に出してしまうタイプだったので、先生のこのような奇妙な行動にいちいち反応していたわけだ。ヤギにとって面白かったが、先生にとってはもしかしたら憂鬱だったかもしれない。



そんな学年の2月、先生はEさんとAさんとヤギにバレンタインのカードをくれた。キャンディーもつけてくれたかどうかは忘れたが、カードは確かにもらった。EとAのカードになんて書いてあったか分からないが、ヤギのカードには、

   いつもこの二人の面倒見てくれてありがとう

と書いてあった。

うーん、ちょとキモくてやる気の無い先生だったが、ヤギは嬉しかったです☆
20人生徒がいる中、3人にだけバレンタインのカードを渡すなんて、すごい度胸だ!



Monday, July 8, 2013

AP世界史の悲劇とバレンタイン Part 1

10年生(日本の高校1年)の社会は、世界史。オプションは、「普通クラス」か「APクラス」。ヤギは当時「オールHonors or AP」と通していたので、APを取りました。

世界史は本来2年間にわたって学ぶ科目。普通クラスの人は、9年生(アメリカだと、これが高校1年目)の時に前半、10年生の時に後半を学ぶ。

なぜか、9年生の歴史は「普通クラス」しかない。APがない。Honorsもない。だから10年生でAPを取るつもりの人も、9年生の年は「普通クラス」の前半授業を受けるしか選択肢が無い。

APを取る10年生にとって、前の年に取った「世界史前半」は無効になる。なぜなら、APの授業のためにはAPのレベル、APの教科書で、メソポタミアから勉強していないといけない。「普通クラス」で学んだことは通用しないことになっている。

最初からやりなおしになるのだ。世界史の内容が変わるわけでもないのに、なんなんだろう。

学年が始まるのは9月。APの試験は次の年の5月(全国同じ時にやるので、この日程はずらせない)。正味8ヶ月で世界史全部やるのは無理だ。だから、前もって夏休みの宿題として、世界史の3分の1を自力で勉強しなさいということだった。9年生の最後(6月)に分厚い紙の束をもらう。その紙の束が何かというと、AP世界史の教科書のコピーだ。これを全部読んで、論文二つ書いた。

今でも忘れられない。あの黄色い紙の魔の束。ああ、思い出すだけで涙出そう。

そう、これが問題点第1。授業内容の最初の3分の1が自習。そして、強制で受けさせられる9年の歴史の授業が無効になること。もしかしたら、学校によってこの欠点は改善されているかもしれない。州が変われば、根本的なところで違いもあるだろうし。

問題点第2 : 先生の態度。これはローカルな欠点だ。

「お前たちがAPだ。APは大学レベルだ。だからお前たちが大学生レベルだ。だから、自分で勉強しろ。先生は何もしない」

先生にこんな態度取られたら、勉強する気力もなくなるやい!

たまに生徒が質問すると、先生は「教科書で調べなさい」と言った。その理由は、「テストの日、先生は君たちの隣で質問をいちいち答えてあげることができないから、今、授業中も答えてあげるわけにいかない」

なんじゃそりゃ?!

その論理が成り立つなら、ヤギたちはテスト当日教科書を持って行ってもいいってことになるぞ!!(もちろん実際は、鉛筆・消しゴム以外の持ち物は禁止です)

 なので、ハイスクール時代の「お前たちは大学レベルだから質問に答えない」は何だったんだ?!

ふう、この話は実はまだ続きがある。なので、また次回☆


Saturday, July 6, 2013

アメリカの学校: HonorsとAP どう違う?

HonorsクラスもAPクラスも同じようなものだった。結局「普通クラス」ではなく「がり勉クラス」だということだ。日ごろの宿題も多いし、やる内容も(一応)普通クラスより難しい。

Honorsとは、ただの「お利口さんクラス」。APはそのさらに上だ。

だからと言って、「数学得意だけどAPやるほどじゃないから、Honorsにしておこう」というシステムではない。

たとえば、9年生の英語は「普通クラス」か「Honorsクラス」のどっちかしかない。9年生 の英語のAPは存在しない。だから、どんなに英語が得意でも、Honorsレベル以上の授業は受けられない。

逆に、高レベルの数学、Calculus(日本だと微分積分)などを取るとき、「普通クラス」は存在しない。そもそもレベルが高いので、Calculusは「APクラス」しかオファーされない授業だった。

まぁ日本だったら別に理系でなくても微分積分くらいやるかもしれないが、アメリカの高校だと「数学飛び級」していないと、取れない授業なのだ。「数学飛び級」とは、中学時代に試験を受けて、ひとつ・ふたつ上の学年の数学を取ることだ。

話戻って、HonorsとAPはひとつ根本的な違いがある。APはAdvanced Placementの略で、「大学レベル」のクラスだといわれている。APのテストである程度の点数が取れれば、大学に行った時に高校のAPの単位を「大学の単位」として持ち越すことができる。

だが、実際APを大学の単位として認めるかどうかは大学による。 せっかくAPのテストでいい点をいっぱい取っても、受け付けない大学に入学してしまったら、苦労が全部水の泡。しかも、APのテストを受けるにはお金がかかる(ヤギが高校の時は、1科目のテストで$80)。

「だったら、授業だけ受けて無駄なテスト費用を払わないでおこう」と考えたヤギだが 、結局ヤギが行った大学はAPの単位を受け付ける学校だったというオチだった。そう、APの授業を受けて勉強もしたのだが、テストを受けなかったので大学でその単位を使えなかった。

でも!でも!

大学院は単位ごとに授業料を払うけど、普通の4年制の大学では年間の学費が決まっている。12クレジット(単位)でも18クレジットでも払う金額が同じなのだ。大学で高い学費を払うのだから、ハイスクールからやたら単位を持ち越して、大学であまり授業を取らずに楽するともったいないんだ!

あ、そうだ、そもそもAPの歴史の授業がどんだけ酷かったか書くのが今回の目的だったのに、そこまでたどりつかなかった。

また次回にしましょう☆

Tuesday, July 2, 2013

October Sky - 「遠い空の向こうに」



前回、ヤギが話題にしたOctober Sky。この小説の元々のタイトルはRocket BoysOctober Skyはそれのアナグラムだ。映画化したとき、Rocket Boysなんてタイトルの映画は誰も見てくれないんじゃないかと映画会社側が考え、October Skyとして映画をリリースした。その後、原作の小説もOctober Skyに変えられた。

ストーリーは、10月に打ち上げられたSputnikを主人公たちが見たことが原点となって語られている。Rocket Boysというなんともダサいタイトルであっても、October Skyという無難なタイトルであっても、どちらもストーリーにぴったり合うのだ。「アナグラムにするほど凝る必要はないのでは?」とヤギは思うが、それは置いておこう。


日本語のタイトルを調べるために、Wikipediaを見ました。その記事には、

   日本でいう中学三年生・高校一年生の英語の教科書にも載せられている。

と書いてあった。まぁ確かにヤギは8年生(日本の中学2年生)から9年生(日本の中学3年生)の間の夏休みの宿題として読んだが、「教科書」からは読まなかった。基本的に英語の授業で「教科書」は使わないから、普通に本屋さんで小説を買って読みました。そもそも、この小説は384ページあるので、教科書から読むとなるとちょっと大変だ。

夏休みは学年が変わるため基本的に宿題は出ない。とくに、8年生 は中学最後の年で、9年生からはハイスクールになるわけだから、学校も変わる。だが、結局は校舎が変わるだけで、学区外に引っ越すか私立に転校するのでなければみんな同じ高校へ通うのだ。だから夏休みでも、宿題は出せる。

でも、夏休みの宿題を出すのは大体の場合は文系のHonors・APのクラスだけだ。HonorsもAPも、簡単に言えばお利口さんクラス。長い長い夏休みなんだから、本の一冊くらい読みなさい、ということだ。ついでに論文を書いてきなさい、ってね。

それに引き換え、歴史のAPのクラスは酷いもんだった。これは文句を言い始めると話が長くなってしまうから、またの機会にするヤギです☆